ヒラメ釣り

近所の熱帯魚店に行ったらヒラメ釣りをやっていた。どういうことかと言うと、金魚すくいならぬヒラメ釣りなのである。金魚すくいの容器をもっと深くした水槽に沖アミを餌にして釣り針を投入するのだが、これが結構難しい。目の前に餌を落としても食べない、餌を動かすと反応するがなかなか食いつかない。と言うことでヒラメは活き餌の泳がせ釣りなのが良くわかった。ようやく餌を食ったのでそろそろかなと引き上げると針掛かりしておらず、スッポ抜け。因みにここまでは息子の話しである。
流石に大人としてはやりたい気持ちと手を出したい気持ちをぐっと堪えて口だけ出していたような状況、結局何とか4匹釣り上げて2匹持ち帰ることに。当初大きな水槽に投入したのだが(それが写真)、今いち落ち着かないようなのでサテライト水槽に、現在それぞれ気ままな1人暮らし、さっそく砂を被ってしまった。余りに見た目いるのかいないのか分からないし殺風景なので、カダヤシでも入れておくかと一匹投入。事件はそのとき既に起きていた、ヒラメのあの上目使いの目は既にカダヤシを捉えていたのだ。私が目を話しているそのスキにカダヤシが消えたのである。この密室でカダヤシは一体どこへ、仕方なく再度カダヤシを投入、一瞬目を話した隙に再び神隠しに。なんと、そうなのねヒラメ君、君はやはり小さくてもヒラメなのね。分かったそれならこっちにも考えがあるのだよ。
そうそれは子供たちの無邪気な一言から始まった。ヒラメって食べれるの?そりゃあ縁側なんか凄くおいしいし、そもそも高級魚だよ。でもね流石に自分のペットはネェと、子供たちの今にもヨダレの垂れそうな口元とその期待に膨らんだ眼差しから一旦は守ってあげたと言うのに、君がそうならこっちにだって考えあるのだよ、ふっ、ふっ、ふっ。明日からはもっともっと食べさせてあげよう、そして早く大きくなってね。と心の中で願ったとか願ってないとか。