サイホン式オーバーフロー濾過装置

ずっと構想を練ってきたサイホン式オーバーフロー濾過装置を、先週からコツコツ作り始めた。全部手作りなので凄く時間がかかる。まずは水槽から水を吸い上げるためのアクリルパイプを、うちの小型水槽に合わせて変形させるためにガスコンロで暖めて加工する。次はパイプを通った水を受けるためのカップの製作。当初100均でそれ用にプラケースを購入したのだがイマイチしっくり来ないので、急きょ緑茶のペットボトルを半分に切断して注ぎ口のある方をひっくり返して使うことに。そして下段の濾過槽とカップの間にはこれまた100均で買ったザルをセットし中にはウールマットを敷き詰めて物理濾過をし、その後濾過槽内で生物濾過をする仕組み。濾過槽から上段の水槽まで海水を汲み上げるモーターはGEXのイーロカの一番小さいのを使用。そして最後の難関は吹き出し口のパイプの加工である、写真では水槽の手前に立て掛けて置いてあるのだが。これにはエーハイムのアクリルパイプをガスコンロで暖めて加工。あとは左側の吸い込み口のパイプの上部に穴を開けて、チューブを取り付けて内部の空気を抜いてやればサイホンの原理で水が永遠に流れ続けるハズ。実験の結果は成功なのだが、これだけではまだ実用化まではほど遠いのである。何故ならば、これは海水の落下の水量と注がれる水量が均一な場合のみ可能であって、どちらかのバランスが崩れると水槽から水が溢れ出てしまう可能性がある、この問題を解決しないと誰もいない日中に動かせないのである。