久しぶりの人

10数年ぶりに当時一緒に働いていた女性と飲み屋で会った。
名前も忘れていたのに向こうは覚えていた。困った私はメールで色々な人に連絡して名前を調べてようやく思い出した。その人(その“子”と言える年ではなさそうだったので)が、どうも当時私の3歳年上の先輩と3年も交際していたらしい。その人は今更だが私に、当時私のことを嫌いだったというのである。
その人は、今も門仲の場末の飲み屋の常連のようなのだが、その風貌と当時の雰囲気を思い出すと自分は間違っていなかったと確信するのであった。